歴史で読んだ本・聴いた本
家康、江戸を建てる
歴史 Audible江戸時代前は田舎だった江戸を、幕府の中心にするために、どんな事業があり、どんな苦労があったのか分かる本。
歴史では「徳川家康が関東に国替え、江戸に幕府を開いた」で終わってしまうことだけど、そのなかには河川の治水、飲水、小判など事業があり、それぞれ大変な苦労があって大都市・江戸ができ、現在の東京につながっているんだなとわかる。
当時の専門的な知識も事細かに得られる。
奥州藤原四代
歴史 Kindle奥州藤原氏について学べます。
「奥州藤原四代」というタイトルながら、藤原経清も含めて実質五代の物語。
源平合戦の物語には必ずでてくる奥州藤原氏ですが、何者なのかあまりわかっていなかったので、それを漫画で知れたのがよかったです。
真田幸村 ―真田戦記―
歴史 Kindle真田幸村の物語というより真田家の物語。
忍者とかでてきて真田十勇士の要素もある。
大河ドラマ「真田丸」で流れはわかっていたので、新しく知る内容はあまりなかった。
太平記(五) 新田義貞 鎌倉の巻
歴史 Kindle「新田義貞」目線での太平記。
人望、人徳がないわけではないけれど、損得で動く人が多いので新田に従っても得がないと思われてしまうのはややかわいそうにも思える。
太平記(三) 足利尊氏 六波羅の巻
歴史 Kindle「足利尊氏」目線での太平記。
「極楽征夷大将軍」の尊氏よりは野心がある感じで描かれているし、直義の仕事ができる描写があまりないのでただ悪い奴、余計なことする奴としか思えない。
太平記(一) 楠木正成 笠置の巻
歴史 Kindle「極楽征夷大将軍」「逃げ上手の若君」から南北朝時代に興味を持って「太平記」を読んでみた。
「楠木正成」目線での太平記。
戦を知らない貴族や天皇が、戦の天才・楠木正成の意見を聞かずに、戦い方を決めて結局負けるという、いつの時代もそんなことはよくある。
極楽征夷大将軍
文学 Audible足利尊氏と弟の直義の生涯を描いた歴史小説。
鎌倉時代末期から室町時代初期についてはあまり詳しくなかったのでとても勉強になった。
足利尊氏は名前を知っていてもどんな人物かあまり印象がなかったし、足利直義は名前も知らなかった。
この本を読む限りは、これでよく征夷大将軍にまでなれたなというくらいの自由人で政治は人まかせの尊氏。
でも戦さには強く、まわりからの人徳はあって、弟や家臣思いではあるというところは、現在でも大事なことなのかもしれないと感じる。
ゆくゆくは大河ドラマでやってもおもしろそう。