2023年9月に読んだ本・聴いた本
22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる
自己啓発 Audible民主主義が完璧な考え方ではないので、当然、選挙をどう変えても完璧にはならない。
なんの専門家でもない政治家がいろいろなことに決定権を持っていることもおかしい。
タックスヘイブン(租税回避地)があるように、今のままだと民主主義から逃げて新しい制度で暮らそうとする人たちがでてきてもおかしくない。
そもそもなんでこうやってるの?とか何かを変えるなら根本的なことを変えないと意味がないなとか考えたりします。
天皇の日本史
歴史 Kindle天皇を中心にみた日本の歴史本。
今まで知らなかったことも知れてなかなか興味深い。
古事記などにはっきり書かれたものだけでなく著者が解釈した内容も含まれるので、正しいか、正しくないかはよく考えて読む必要はある。
ただ歴史学者批判が一回だけならまだしも何回もあるとうっとうしく感じます。
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか
その他 Audibleプロ野球・中日ドラゴンズの落合博満さんの監督時代を担当記者が振り返った本。
8年間の監督時代を、各章ごとに選手、コーチ、関係者に焦点をあてつつエピソードが書かれています。
今となってはYouTubeなどでも語られていることが多いので初めて知ったということは少なかったです。
それでも文章や構成が練り上げられてて興味深く聴けました。
塞王の楯
文学 Audible戦国時代の石垣積み職人集団・穴太衆を描いた小説。
「楯」は城を守る石垣のこと。
対する「矛」は鉄砲で、鉄砲職人集団(刀鍛冶)・国友衆とのライバル関係もある。
石積み職人の技術などとても細かく描写されていて面白い。
最後は関ケ原の戦いの前哨戦・大津城の戦いが舞台で、戦いの前に石積みをする(防御を固める)だけでなく、戦いの最中も石積みをして武士だけでなく職人も戦っていたのだとよくわかる。