歴史で読んだ本・聴いた本
太平記(三) 足利尊氏 六波羅の巻
歴史 Kindle「足利尊氏」目線での太平記。
「極楽征夷大将軍」の尊氏よりは野心がある感じで描かれているし、直義の仕事ができる描写があまりないのでただ悪い奴、余計なことする奴としか思えない。
太平記(一) 楠木正成 笠置の巻
歴史 Kindle「極楽征夷大将軍」「逃げ上手の若君」から南北朝時代に興味を持って「太平記」を読んでみた。
「楠木正成」目線での太平記。
戦を知らない貴族や天皇が、戦の天才・楠木正成の意見を聞かずに、戦い方を決めて結局負けるという、いつの時代もそんなことはよくある。
極楽征夷大将軍
文学 Audible足利尊氏と弟の直義の生涯を描いた歴史小説。
鎌倉時代末期から室町時代初期についてはあまり詳しくなかったのでとても勉強になった。
足利尊氏は名前を知っていてもどんな人物かあまり印象がなかったし、足利直義は名前も知らなかった。
この本を読む限りは、これでよく征夷大将軍にまでなれたなというくらいの自由人で政治は人まかせの尊氏。
でも戦さには強く、まわりからの人徳はあって、弟や家臣思いではあるというところは、現在でも大事なことなのかもしれないと感じる。
ゆくゆくは大河ドラマでやってもおもしろそう。
真田十勇士 (1) 参上、猿飛佐助
文学 Audibleドラゴンボールは真田十勇士の要素も入れてるかな?
猿飛佐助と孫悟空のキャラクターが似ているところや、佐助が白雲斎に弟子入りして修行するところとか。
イクサガミ 地
文学 Audibleイクサガミ 天の続編。
兄弟のバトルが激しくなったり、最強のラスボス?が登場したり、歴史上の偉人や史実を絡めてきたり、てんこ盛りの内容です。
それでいて論理が無茶苦茶ではなく、しっかり成立させているのはすごいと思わせる。
「天」「地」の次は「人」?なのかわからないけど3部作で完結できるのか?
天皇の日本史
歴史 Kindle天皇を中心にみた日本の歴史本。
今まで知らなかったことも知れてなかなか興味深い。
古事記などにはっきり書かれたものだけでなく著者が解釈した内容も含まれるので、正しいか、正しくないかはよく考えて読む必要はある。
ただ歴史学者批判が一回だけならまだしも何回もあるとうっとうしく感じます。
塞王の楯
文学 Audible戦国時代の石垣積み職人集団・穴太衆を描いた小説。
「楯」は城を守る石垣のこと。
対する「矛」は鉄砲で、鉄砲職人集団(刀鍛冶)・国友衆とのライバル関係もある。
石積み職人の技術などとても細かく描写されていて面白い。
最後は関ケ原の戦いの前哨戦・大津城の戦いが舞台で、戦いの前に石積みをする(防御を固める)だけでなく、戦いの最中も石積みをして武士だけでなく職人も戦っていたのだとよくわかる。