世の中のホームページで、SSL対応しているサイトがだいぶ増えてきています。
そんな中、今でもクライアントからよくいただく相談がこれです。
- 「SSLは本当に必要ですか?」
- 「今すぐやらないといけないですか?」
- 「費用はかからないですか?」
この疑問についてお答えしていきます。
- 目次
結論:SSL対応は必要です。
新規でホームページやブログをつくる際は、必ずSSL対応してください。
その理由は以下のとおりです。
メリット:SEOで好影響がある
Googleが常時SSL対応を推奨しており、SEOに良い影響があると公式にも発表しています。
SSL対応するだけで検索順位が上がるのであればこんなに簡単なことはないですが、いろいろなSEO対策をするというのは前提で、競合サイトがSSL対応していなければ上位になるという認識です。
メリット:会社・店舗の信頼性が上がる
SSLに対応しているだけで会社・店舗の信頼性が上がります。
これは逆にいえば、ホームページを持っていてもブログや新着情報をなかなか更新しないのと同じで、セキュリティ意識の低い会社、ルーズな会社という意識を持たれかねません。
メリット:セキュリティが上がる
インターネット上のデータのやりとりを暗号化することでセキュリティが向上します。
本当はこれが一番の目的なはずですが、あまりメリットと実感する機会がないので上の2つよりも下にしました。
リニューアルのときに必ず対応する
すでにホームページを持っている場合、SSL対応だけを費用をかけてやる必要はないです。
既存のホームページをSSL対応するとHTMLソースをSSL対応させたりするので、特に運用上必要ない作業、費用が発生してしまうからです。
ただ、10年近く前のホームページだと、スマホ対応もしていなかったり、デザインが古くなっていたりする可能性が高いので、すべてをまとめてフルリニューアルしたほうが費用対効果がよくなると思います。
今すぐSSL対応したら、すぐ検索順位が上がるというわけではないので、次のリニューアルを検討している場合は、SSL対応することは必須として、その他のことについて検討していったほうがよいです。
サーバー選びさえ間違えなければ費用はかからない
常時SSL無料のサーバーを選ぶ
格安サーバーは避ける
基本料金だけでサーバーを選んでしまうと以下のようなことがおこります。
- 常時SSL無料に対応していない
- SSL証明書発行等にオプション料金がかかる
- 対応しているは共有SSLのみ
- そもそもSSL対応できない
このことから、サーバー選びは料金だけで選ばず、今、格安サーバーであるのであれば、リニューアルを機に常時SSL無料に対応しているサーバーに乗り換えることを検討するべきです。
共有SSLに注意
共有SSLというのは、常時SSL無料のサーバーが一般的でなかった時代にやっていたサービスです。
これはSSL対応しているサーバー会社のドメインに、サーバー利用者が複数で共有するというものです。
以前はSSL対応はECサイトや一部の大企業だけが対応するもので、費用が結構かかっていました。
SSLの種類にもよりますが、年額数万円とかはかかっていたと思います。
そのため一般の会社や店舗はメールフォームがあるページだけをSSL対応させてセキュリティを向上させていました。
この共有SSLはGoogleに推奨されておらずSEO向上が期待できないので注意が必要です。
まとめ
新規サイトでSSL対応が必要か悩んでいる人は、迷うことなく常時SSL無料のサーバーを選んでSSLに対応させてください。
リニューアルの場合は、すぐに対応する必要はないですが、次のリニューアルでは必ずSSL対応するようにしてください。