「brの正しい使い方がわからない」
「brを使わずに改行する(縦に並べる)にはどうしたらいいの?」
こんな悩みにお答えします。
brは以下の点を気をつけて使います。
- 基本的には文章を改行させるために使う
- 連続で使わない
- 行間隔をあけるために使わない
この記事では以下のことを解説しています。
- brの使い方
- brを使わない改行方法、デザイン調整方法
brの使い方
brの良い使い方
hタグ、pタグ、spanタグ、aタグ等、見出しや文章の中で使うのが良い使い方です。
「読点(、)」や単語のキリがいいところで改行させる人がいますが、これはあまりおすすめしません。
レスポンシブコーディングだと、パソコン画面でキリがいい改行になっていても、スマホ画面では不自然な改行になっていることが多いです。
改行は「句点(。)」で使うようにすると、レスポンシブコーディングでも違和感がなく表示させられます。
- POINT
-
改行は「句点(。)」でする。
「句点(。)」以外の、「読点(、)」や単語のキリがいいところでは改行しないようにする。
とはいえ、デザインをもらってコーディングだけをするコーダーの場合、これをデザイン会社、デザイナーに伝えるのが難しいこともあります。
パソコンのデザインだけをもらう場合は、スマホでbrを非表示にしていくことで、パソコンは指示どおり、スマホは違和感なく表示させることができます。
brの使い方で注意する点
brは連続で使わない
brは間隔をあけるために使わない
連続で使っていなくても、間隔をあけるためだけに使うことは良くない使い方です。
この場合も、CSSで調整します。
See the Pen br 間隔をあけるために使う by hashi84 (@hashi84) on CodePen.
- POINT
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<br />という書き方をしていることがありますが、これはXHTMLの書き方で最近のサイトでは特別な理由がない限り使うことがない書き方です。
HTML5では<br>を使うようにしましょう。//HTML5の書き方 <br> //XHTMLの書き方 <br />
CSSで間隔をあける方法
行間をあける
行間をあけるには、CSSで「line-height」を使います。
行の間隔を大きくあけたい人で毎回、改行を2回入れる人がいますが、こういった人は「line-height」の値を大きくすると毎回2回改行しなくてもよくなりますし、これが正しい構文になります。
- POINT
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文章内でのline-heightの値は1.5~2が一般的です。
ただ、CSSのline-heightは行間に隙間ができるのではなく、テキストの上下に隙間ができるようになっています。
大きな間隔が必要な場合は、文章のはじめとおわりの位置が「Photoshop」や「illustrator」と同じようにできなくなる可能性があるので注意が必要です。
- POINT
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行間のとり方は、「CSSのline-height」と「Photoshop」「illustrator」で違うので注意が必要です。
段落をあける
効率的に文章で間隔をあける方法
まとめ
brタグの使い方を解説しました。
- 基本的には文章を改行させるために使う
- 連続で使わない
- 行間隔をあけるために使わない
brタグは多用せず、CSSを使って行間隔を調整します。
レスポンシブコーディングになるとタグの使い方で無理がでてくることが多いので、正しいタグの使い方を知ることは大事です。