「Gulpでどんなプラグインを使えばいいかわからない」
「そもそもGulpを使うとどんなことができるのかわからない」
こんな悩みにお答えします。
Gulp導入にはJavaScriptの知識が必要になってくるので、すでにJavaScriptを使ったある人で、コーディングを効率化したい人におすすめです。
JavaScript未経錦でも参考サイトどおりにすすめれば、Node.jsやGulpのインストールはできますが、使いたいプラグインの導入、運用後のトラブル、エラーはつきものなので、まずはJavaScriptを学習してみてください。
この記事ではこんなことがわかります。
- Gulpとは
- Gulpでよく使うプラグイン
- Gulpプラグインでどんなことができるのか
Gulpとは
Gulpは「タスクランナー」と呼ばれ、Web制作で必要な単純作業等を自動化してくれるツールです。
- メリット
- 構文チェックやファイル縮小等、Webツール等を使わないと難しい作業を、コーディングをしながらリアルタイムでできる
- チームで導入すれば品質の向上、統一ができる
- デメリット
- ある程度、JavaScriptの知識がないと導入が難しい
- 導入をなんとかできても、エラーやプラグインを追加することができず運用していけない
- Gulp導入の解説記事
-
Gulpの導入はICS Mediaの記事がわかりやすかったです。
絶対つまずかないGulp 5入門 - インストールとSassを使うまでの手順 - ICS MEDIA
ウェブサイト制作には煩雑な処理を自動化する「タスクランナー」や「ビルドシステム」というツールがあります。この記事では、タスクランナー「Gulp.jsガルプ」の導入手順を解説します。導入は簡単で、本記事の手順では5分程度でセットアップできます。
Gulpおすすめプラグイン (CSS系)
gulp-postcss
「gulp-postcss」は、いろいろなプラグインを用いてCSSを変換するポストプロセッサーです。
「gulp-postcss」単体で何かをするというわけではなく、CSS系のいろいろなプラグインを統合するためのプラグインという感じです。
- npm
- gulp-postcss
- PostCSSプラグインをさがせるサイト
- PostCSS.parts
gulp-sass
GulpでSassを使うためのプラグインです。
元々、Sassを使うためにGulpを導入する人が多いと思います。
Sassは簡単にいうと「プログラムが使えるCSS」という感じです。
「Scss」とも呼ばれます。
本当は少し書き方が違うものですが、だいたいどちらでも通じると思います。
- npm
- gulp-sass
autoprefixer
古いブラウザに対応するためにつける「ベンダープレフィックス」を自動でつけてくれるプラグインです。
どのプロパティがどのブラウザまでを対応しているかをすべて覚えることは現実的に不可能です。
ブラウザ対応が必要なバージョンを指定して「ベンダープレフィックス」をつけてくれます。
- npm
- autoprefixer
gulp-sourcemaps
Sassのコンパイル前の行数がわかるようにするプラグインです。
このプラグインを使うことでデベロッパーツールでSassのエラーの場所の特定が速くでき、効率よくコーディングができます。
- npm
- gulp-sourcemaps
css-declaration-sorter
CSSのプロパティを指定した並び順に並び替えてくれるプラグインです。
クライアントからプロパティの並び順に指定がある場合、自分のやり方は変えずに自動で指示とおりにできるので便利です。
css-mqpacker
media queryごとにまとめてくれるプラグインです。
レスポンシブで普通にCSSを書いていくと、PCのとき、スマホのときと、量が多くなればなるほど移動が大きくなって大変です。
タグごとにmedia queryを書いていっても、media queryを統合してCSSファイルをコンパイルしてくれます。
現在は、廃止されているようです。
別のプラグインに変更になったのか、今後、確認が必要ですね。
- npm
- css-mqpacker
cssnano
CSSファイルの改行や余分な空白を削除してくれるプラグインです。
一般的に「●●.min.css」というファイル名にすることが多いです。
- npm
- cssnano
gulp-sass-glob
分割されたSassファイルをすべてインポートを書く必要がなく自動で統合してくれるプラグインです。
ページごとや、機能ごとに分けたSassファイルを統合してくれるので、便利さだけでなく、読み込みの高速化にもつながります。
- npm
- gulp-sass-glob
postcss-uncss
使用していないCSSを自動的に削除してくれるプラグインです。
ローカル環境でXAMPPを使ってWordPress開発をしている場合は、うまく使えないようです。
- npm
- postcss-uncss
Gulpおすすめプラグイン (JavaScript系)
gulp-concat
ファイルを統合してくれるプラグインです。
JavaScriptで使っていますが、他のファイルの統合にも使えます。
- npm
- gulp-concat
gulp-eslint
JavaScriptの構文チェックをしてくれるプラグインです。
書き方の間違いにすぐ気がつくことができるので、「なんで動かないんだろう?」と悩むことが少なくなり作業効率が上がります。
- npm
- gulp-eslint
gulp-uglify
JavaScriptファイルの改行や余分な空白を削除してくれるプラグインです。
一般的に「●●.min.js」というファイル名にすることが多いです。
- npm
- gulp-uglify
Gulpおすすめプラグイン (画像系)
gulp-imagemin
画像を指定したフォルダに入れるだけで圧縮してくれるプラグインです。
Webツール等を使う必要がなくなるのでとても便利です。
- npm
- gulp-imagemin
imagemin-mozjpeg
「gulp-imagemin」のプラグインとしてjpg、jpegファイルを圧縮してくれます。
- npm
- imagemin-mozjpeg
imagemin-pngquant
「gulp-imagemin」のプラグインとしてpngファイルを圧縮してくれます。
gulp-webp
画像を指定したフォルダに入れるだけでwebpファイルを生成してくれるプラグインです。
これもWebツールを使う必要がないので便利です。
- npm
- gulp-webp
Gulpおすすめプラグイン (その他)
gulp-changed
変更を監視するファイルを指定して、変更したファイルだけを処理させるプラグインです。
- npm
- gulp-changed
gulp-plumber
エラーが発生したときに、タスクが終了してしまわないようにするプラグインです。
- npm
- gulp-plumber
gulp-notify
エラーが発生したときに、エラーをデスクトップ通知するプラグインです。
- npm
- gulp-notify
browser-sync
ファイルを変更を監視して、自動でブラウザリロードをしてくれるプラグインです。
これだけでも作業効率がかなり改善します。
- npm
- browser-sync
大画面4Kモニターを使えば、複数ブラウザを同時に開いておけるので、さらに作業効率が上がります。
42.5インチ4Kモニター「43UN700-B」については、こちらの記事で解説しています。
LG 43UN700-Bのレビュー【42.5インチ 4Kモニター BAJP同等】
LGの42.5インチ4Kモニター『43UN700-B』の購入を検討していますか?この記事では43UN700-Bのレビュー、感想、実際に使ってみてのメリット、デメリットやおすすめする人、おすすめしない人について紹介しています。ぜひご覧ください。
gulp-rename
ファイル名を変更するプラグインです。
「●●.min.css」「●●.min.js」という名前に追加、変更するときに使います。
- npm
- gulp-rename
gulp-replace
ファイル内のテキストを置換するプラグインです。
事前に指定しておけばエディタの機能を使わずにテキスト置換ができます。
- npm
- gulp-replace
gulp-frontnote
特別な指定をすることで、スタイルガイドをつくってくれるプラグインです。
絶対必要なプラグインではありませんが、複数人でコーディングをするときや、大規模なサイトを制作するときはスタイルガイドをつくっておいたほうがいいと思います。
- npm
- gulp-frontnote
gulp-connect-php
ローカル環境でWordPressを使わない案件のときは、GulpをPHPに接続してを動かすことができます。
- npm
- gulp-connect-php
まとめ
Gulpで使っているプラグインを紹介しました。
数が多いですが、使い始めてしまえば、いくつ使っているとか気にすることはなく、「効率化できるプラグインないかな」と、探して追加していくだけなのでどんどん増えていきます。