「PCモニターでテレビも見たい」
「せっかくの4Kモニターなら4K放送も見たい」
「SONY DST-SHV1はPCモニターでちゃんと見ることはできるの?」
こんな悩みにお答えします。
実際に購入、使用して、4Kチューナー「DST-SHV1」を、4Kモニター「43UN700-B」に接続し問題なくテレビを見ることができています。
テレビ視聴がメインではなく作業用PCモニターをテレビ視聴もできるようにするということが目的なので、過度に音質、画質をこだわる人にはこの方法はおすすめしません。
以下の前提条件にあう人は、この記事を参考にしてください。
- 前提条件
-
- すでに4Kモニターを使っている
(この記事ではLG 43UN700-B) - すでに4K放送の受信設備・環境が整っている
(この記事ではコミュファ光テレビ) - テレビ視聴がメインの目的ではない
- すでに4Kモニターを使っている
この記事では、以下の内容をまとめています。
- DST-SHV1の開封、セッティング
- DST-SHV1のレビュー(メリット、デメリット)
- DST-SHV1をおすすめする人、しない人
- 他メーカーの4Kチューナー
テレビチューナーを購入するだけで、PCモニターをテレビとして使用できることがわかります。
その結果、PCモニターとテレビを同じ部屋に置く必要がなくなり、PCモニターを有効活用することができるので、部屋のスペースを広くすることができます。
ちなみに、「DST-SHV1」はすでに生産完了しています。
価格などで迷っている人は、在庫があるうちに購入しないと製品自体がなくなる可能性があります。
- 目次
開封、セッティング
商品到着
外装箱そのままではなく、段ボールを簡単に巻きつけた状態で届きました。
外装箱のままよりはちょっと安心できるけど、ゴミは増えます。
開封
付属品チェック
- 本体
- リモコン
- 単4電池 x 2
- HDMIケーブル
- 取扱説明書
接続
本体の背面。
地上、BS/110度 CS IFの入力(左)にアンテナケーブルを接続します。
PCモニターにアンテナ入力はないのでHDMI端子でつなぎます。
本体背面のいちばん左HDMI出力と接続します。
セッティング
接続して電源を入れたら、初期設定の画面になります。
その指示どおりにすすめればチャンネル設定などが完了し、視聴可能になります。
DST-SHV1の感想、レビュー (メリット、デメリット)
PC4Kモニター「43UN700-B」に接続しているので、その状況でのレビューです。
メリット
比較的安価で4K放送を見ることができる
PC4Kモニターをすでに持っていることが前提とすれば、新たに4Kテレビ、4Kレコーダーを購入することなく4Kチューナーのみで4K放送を見ることができます。
光テレビ、ケーブルテレビなどの4K放送が受信できる契約、またはアンテナ設置ができてない人は、別途、設備や工事の費用が必要になります。
PC4Kモニター「LG 43UN700-B」についてはこちらにレビューをしています。
LG 43UN700-Bのレビュー【42.5インチ 4Kモニター BAJP同等】
LGの42.5インチ4Kモニター『43UN700-B』の購入を検討していますか?この記事では43UN700-Bのレビュー、感想、実際に使ってみてのメリット、デメリットやおすすめする人、おすすめしない人について紹介しています。ぜひご覧ください。
4Kダブルチューナーなので裏番組録画ができる
4K放送開始前に発売された4Kチューナーのなかで「DST-SHV1」のみが4Kダブルチューナーです。
録画機能を重視する場合は、これがないと録画中は録画している番組しかみることができません。
見たい番組が重なるほど4K放送されていないという気もしますが、今後、見たい4K番組が増えていくことも考えるとこれはメリットといえます。
大河ドラマをいち早く見ることができる
2021年の大河ドラマ「青天を衝け」は、BS4Kの日曜朝の放送がなくなり、BSと同じ夕方の放送になってしまいました。
- NHK BS4K 日曜 18:00~
- NHK BSプレミアム 日曜 18:00~
- NHK 総合 日曜 20:00~
「DST-SHV1」がということではありませんが、4K放送では大河ドラマをどこよりも早く視聴することができます。
大河ドラマをみている人にとってはちょっとしたお得感があります。
逆にいうと、今のところ大河ドラマくらいしか見たい4K放送の番組がないです。
やっぱり4K放送の普及は「東京オリンピック」が開催されるかが重要になってきそうです。
デメリット
テレビ操作がしにくい
当然、テレビではなく、PCモニターでの視聴なので、テレビ視聴自体の使い勝手は悪くなります。
具体的には
- DST-SHV1のリモコンで、PCモニターの電源、音量操作などができない
- PCモニター、テレビの切り替えがワンタッチでできない(モニター側で出力の切り替えが必要)
- 43UN700-Bのリモコンと2つのリモコン操作する必要があり、接続や出力的なことを理解していないと操作方法が混乱する
この方法では、テレビ視聴に快適さは求めず、あくまで「見ることさえできればいい」と理解しておくことが必要です。
PCで操作できるわけではない
「DST-SHV1」はPC本体に接続するわけではなく、モニターに接続してテレビチューナーのアプリで操作することになります。(一般的なテレビのように)
なので、PCの機能を使った文字入力やスクリーンショットができるわけではないです。
PCのアプリとしてテレビを操作したい場合は、「家電」の「テレビチューナー」ではなく、「パソコン」の「PCテレビチューナー」というくくりで製品を探す必要があります。
DST-SHV1をおすすめする人、しない人
おすすめする人
- PCモニターでテレビを見たい人
- PC4Kモニターで4K放送を見たい人
- 4Kテレビ、4Kレコーダーより安く、4K放送を受信できるチューナーがほしい人
おすすめしない人
- テレビ視聴をメインにしたい人
- テレビの画質、音質にこだわる人
- 家電製品、PCなどの操作に不安がある人
他メーカーの4Kチューナー
4Kチューナーについては、ピクセラの記事を参考にしてください。
現在、発売されている「SONY DST-SHV1」以外の4Kチューナーも紹介します。
もし、生産完了している「SONY DST-SHV1」が手に入らない状態のときは、以下の4Kチューナーも検討してみてください。
価格.com 4Kチューナー地デジ・デジタルテレビチューナー
ピクセラ PIX-SMB400
あまり知名度がないメーカーだと思いますが、4K、地デジ、BS/CSデジタルにも対応してるチューナーで1万円ちょっとです。
メーカーにこだわらないという人はこちらがいいです。
東芝 TT-4K100
地デジ、BS/CSデジタルにも対応しています。
2020年末時点では、品薄なのか価格が高い状態で、2万円を超えるときもありました。
1万2000円くらいが適正な感じもしますが、価格が下がるのを待っていると製品自体が無くなってしまうかもしれないので在庫と価格に注意してください。
パナソニック TU-BUHD100
パナソニックですが、中身はピクセラのOEMのようです。
当然、ピクセラと同様に4K、地デジ、BS/CSデジタルにも対応してます。
メーカーの知名度にこだわるならパナソニック、別にこだわらないのであればピクセラでいいかもしれません。
シャープ 4S-C00AS1
1万円をきる価格で購入できるようになっていて、「これは安い」と一瞬思ってしまいますが、この製品は4Kのみのチューナーです。
地デジやBS/CSデジタルは見ることができないので、その点、間違えないように注意してください。
I-O DATA REC-ON HVT-4KBC
I-O DATAはテレビメーカーというよりは、PC周辺機器のメーカーという印象ですが、この製品も4Kのみのチューナーで、1万円程度の価格です。
HDMIケーブル
付きのモデル、録画HDD付きのモデルがあるので、それぞれの用途に応じて購入してください。
まとめ
SONYの4Kチューナー「DST-SHV1」について解説しました。
メリット
- 比較的安価で4K放送を見ることができる
- 4Kダブルチューナーなので裏番組録画ができる
- 大河ドラマをいち早く見ることができる
デメリット
- テレビ操作がしにくい
- PCで操作できるわけではない
おすすめする人
- PCモニターでテレビを見たい人
- PC4Kモニターで4K放送を見たい人
- 4Kテレビ、4Kレコーダーより安く、4K放送を受信できるチューナーがほしい人
おすすめしない人
- テレビ視聴をメインにしたい人
- テレビの画質、音質にこだわる人
- 家電製品、PCなどの操作に不安がある人
SONY DST-SHV1は、生産完了しているので早めに購入しないと今後手に入らなくなる可能性があります。