「ulとolの違いをわからず使っている」
「リストの頭に、ulは点がつく、olは数字がつくじゃないの?」
こういった悩みにお答えします。
ulとolの使い分け
順序に意味があるか、ないかを考えます。
- ul … 順序に意味がないリスト
- ol … 順序に意味があるリスト
リストのデザインに「ドットマーカーがあるからul」、「数字があるからol」という覚え方をしている人も多い気がします。
なので、リストでulとolを使い分けずにリストはすべてulでコーディングしているサイトをよく見かけます。
リストデザインの数字やドットに惑わされないように、「reset.css」等を使用したほうが初歩段階では上達できると思います。
一般的なホームページパーツでの使用例
ナビゲーションには「ul」
ホームページのヘッダー、フッター等にあるナビゲーションは明確な順番は無いのでulを使用します。
サイドバー等にあるカテゴリも同様にulを使用します。
<ul> <li>html</li> <li>css</li> <li>java script</li> <li>php</li> </ul>
パンくずリストには「ol」
パンくずリストは、ホームページの階層構造をたどって、ユーザーが現在どのページを見ているのかわをわかりやすくするものです。
トップページを1階層目として、2階層目、3階層目と順番に並ぶものなのでolを使用します。
パンくずリストを設置していないサイトもありますが、検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドでgoogleが設置を推奨しているので必ず設置するようにしましょう。構造化マークアップするとなお良いです。
<ol> <li>TOP</li> <li>ブログ一覧</li> <li>ブログ詳細</li> </ol>
ページネーションには「ol」
ページネーション(ページ送り、ページング)は、ブログやニュース等の一覧ページで件数が増えたとき、ページ分けをするときに使用します。
厳密には「最初のページ」「前のページ」「次のページ」「最後のページ」の扱いが順番であるのか微妙ですが、1ページ目、2ページ目、3ページ目と順番に並ぶのでolを使用します。
<ol> <li>最初のページ</li> <li>前のページ</li> <li>1</li> <li>2</li> <li>3</li> <li>次のページ</li> <li>最後のページ</li> </ol>
まとめ
HTMLコーディングにおいて、デザインさえしっかりしっかりできていれば、タグの使い方はあまり重要に思われないことが多いですが、ソースの意味をgoogleに正しく伝えることはSEO的に重要なので、できるかぎりこだわっていったほうがよいと思います。
AIが意味を理解することは、今のところ難しいみたいなので、HTMLタグの使い方を意識したり、構造化マークアップをすることは、今後のSEOに好影響があるかもしれません。
箇条書きリストについては、マコなり社長の動画が参考になります。
htmlでということに限らず、一般的な文章としても箇条書きリストの考え方は同じです。
AIが意味を理解できないということについては、中田敦彦のYouTube大学の動画が参考になります。